令和7年3月定例会ー予算審議サプライズ!

議員活動

令和7年度一般会計予算の特色

 3月3日から13日にかけて3月定例会が開催されました。本定例会は、来年度の予算審議がメインで、後半の3日間で一般質問が行われました。予算審議は一般会計、国保・介護保険等の特別会計、上下水道事業の公営企業会計に区分されます。

 令和7年度の一般会計は、歳入でいうと、令和6年度に比べて7億6千万円増(5%増)の158.6億円という特色があります。自主財源である町税(個人・法人)が2.8億円増(5.7%増)、また国庫支出金が6.5億円増(31.6%増)となっています。一方、ふるさと納税は昨年度よりも2億円減の8.5億円と見込まれています。8.5億円という額も大きな額ですが、商工観光課の努力により、返礼品の更なる開発、魅力化を図りこの予算額(目標額)を達成して頂きたいと思います。(ちなみに、ふるさと納税の税収額の半分は返礼品や委託業者(さとふる等)への委託金で消え、真水として使えるのは残る概ね半分となります。また、東京都や仙台市などの大都市では、他自治体へのふるさと納税が大きく増加し、本来住民から徴収できる住民税が大幅に減収し問題となっていますが、利府町の場合、町民がふるさと納税制度により他自治体に納税した額は、この1月末現在で約7000万円とのことで、大幅な入超となっているそうです。)とはいえ、歳入全体に占めるふるさと納税見込額は5.4%となり、不安定な寄付金頼りの予算編成に危うさを感じさせる状況となっています。

 町当局が議会に上程した一般会計予算案のうち、住民生活に直接影響のありそうな特色あるものとしては、①来年度もmobiの実証運行が継続されることに伴う予算7600万円、②省エネ家電買替補助事業835万円、③防災アプリ「まもりふ」の通信システム利用料135万円等があります(利府町の防災アプリは使い勝手が良く、また他の自治体の同種アプリと異なり、災害や道路陥没等の状況を「住民レポート」ということで、画像付きで役場に送信できるという特徴があります。)

 気になるのは、ICT化(デジタル化)に伴う情報システム関連予算が、年々膨らんできていることです。令和5年度:2.37億円、令和6年度:2.81億円、令和7年度:4.04億円と増額基調にあり、今後も業者の言い値で予算を組まざるを得ないような状況が継続すると懸念しています。

 なお、上下水道の公営企業会計関連では、いよいよ来年度から包括的民間委託が開始されます。

予算審議のトピックス(スポーツ流鏑馬予算取り下げ サプライズ!)

 今回、当局はポーツ流鏑馬推進事業(補助金)として300万円を計上していましたが、議会の反対意見が多く流鏑馬予算を全額削除する修正動議が予想されたことから、予算案の議決前に取り下げられました。これはサプライズでした。(ちなみに昨年3月の令和6年度予算審議では、スポーツ流鏑馬予算400万円が全額認められず半額に修正されたということがありました。)                          

 想像するに、来年2月の町長の改選を控え、議会と対立するのを回避したのかもしれません。流鏑馬を実施しないとすると、その根拠となっている「スポーツ推進計画」の修正も必要になるように思いますが(この計画の4つの目標のうち、2つが流鏑馬・ラリー推進のための目標となっているので、理屈から言うと修正が必要)、町長は再選されるまでの、束の間の停戦と考えているのかもしれません。

一般会計予算案議決前の反対討論・賛成討論

 通常、議案を議決する前に審議のための質疑が行われ、次いで討論が行われます。討論は、少なくとも一人の議員が反対及び賛成の立場から、何故反対なのか、何故賛成なのかを説明します。

 今回は反対討論として、共産党の金萬議員、そして賛成討論は私が行いました。いつもながら、共産党の指摘は大変尤もなもので、当局は傾聴すべきと思いました。以下、私の賛成討論の内容を記述します。

 令和7年度一般会計予算案について、賛成の立場から討論します。本予算は、町長の施政方針にも基づき、また町の総合計画及びその下部計画たる各種計画に基づき、広範多岐にわたる行政各分野の事業遂行に必要な予算をバランスよく取りまとめたものとなっております。

 物価高騰が町民生活を苦しめている現下の状況を緩和するための対策が、この予算案にはやや不十分であることなど多少難点はあるものの、全般的には適切な予算案となっています。

 ちなみに物価高騰対策は、この1月の臨時議会で議決された「令和6年度一般会計補正予算」には、国からの支出金を原資として盛り込まれましたが、令和7年度の当初予算にはありません。今後、町民生活の厳しい状況を踏まえ補正予算を検討すること、及び先ほど共産党議員団が反対討論において述べた論点についても真摯に耳を傾ける事を希望し賛成とします。

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