ロシアが2022年2月にウクライナに侵攻してから3年半が経過しました。ロシアは国連安保理の常任理事国です。世界の平和維持に責任を有します。その大きな責任を有するがゆえに拒否権を持つことが許されています。しかし、そのロシアが侵略戦争を始め、戦況によってはウクライナの東部4州を占領し自国の領土としてしまいかねない状況です。強い権限を持つ警察官が強盗をしているようなものです。それに対して、同じ安保理常任理事国の中国は非難することもなく、逆に支援しています。
アメリカも安保理の常任理事国です。しかし、イスラエルを支援し、そのイスラエルはパレスチナのガザ地区において殺戮を繰り返し多くの死傷者を発生させています。更に支援物資の補給を妨げ、多数の餓死者も発生させています。トランプはイスラエルによる虐殺を止めさせることもせず、逆にガザ地区の200万人のパレスチナ人をどこかに移住させ、ガザ地区をアメリカが所有し、リゾート地区として再生させるといったふざけた構想を明らかにしています。これまた警察官が泥棒に入り、「お前たちは出ていけ!ここは俺の土地だ!」と言っているようなものです。
国連の機能の一つに安保理により平和の維持というものがありますが、こんな状況で全くの機能不全に陥っています。以前から国連の機能不全が指摘されていましたが、特に最近はひどいものです。だからもう誰も国連など信頼もしていないし、別の枠組みで自国の安全を保障しようとしています。所詮、国連など戦勝国クラブなのです。国連(Unaited Nations)は、第2次世界大戦の連合国(Unaited Nations)により作られました。だから名称も同じですし、決して世界平和のための組織などではなく、戦勝国が自分達の都合の良いように利用する組織なのです。
日本は、その昔、国連に対し幻想を抱いていた時期がありました。愚かにも、国連は世界警察のような組織だとも考えていた時期がありました。その昔、『国防の基本方針』というものがあり、「国連第一主義(国連中心主義)」を奉じていました。今考えると、大変愚かしいことですが、国連など戦勝国クラブに過ぎず、各国の利害調整の場に過ぎないものを、真剣に日本の「平和の守り神」と信じていたようです。お花畑でチョウチョと遊んでいるかのようです。

戦後、もう80年も経ったのだから、いつまでも戦勝国クラブを存続させるのでなく、解体し新たな国際的枠組みを構築すべきです。少なくとも、アメリカ、ロシア(戦勝国はソ連)、中共(戦勝国は中華民国=現台湾)、フランス、イギリスに安保理の常任理事国としての地位と権限を与えたままにせず、かつ常任理事国を増やすなどの改革が必要です。その場合は名称も変更し、国連=戦勝国クラブの名称は廃すべきです!



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