9月定例会 成果その2ー町内会による募金の問題

議員活動

今定例会では、一般質問として2つのことを質しました。1つは「町内会による募金集めの問題」、もう1つは「太陽光発電設備を管理・規制するための条例制定」です。1つ目の募金の問題について、今後、各町内会で募金要領について見直すための有意な答弁を町当局から得ることができましたので報告したいと思います。(2つ目については、6月定例会でも条例制定を求めたところですが、この9月定例会でも論理を組み立て直し再度質問した次第です。しかし、いくら理詰めで条例制定の必要性を説明しても、糠に釘、柳に暖簾押しのような答弁で、有意な答弁を引き出すことはできませんでした。力不足です・・・)

 例年6月と10~11月頃に町から各行政区長(概ね町内会長兼務)に募金協力の依頼があり、各町内会で募金集めが行われています。6月には緑の募金と赤十字の募金、10~11月には赤い羽根、歳末助け合い及び社会福祉協議会費の募金があります。一部の町内会は町内会費に上乗せして募金を集めているようですが、多くの町内会では班長による戸別集金で集めています。

 募金要領として、町内会費上乗せ方式も法的に問題ですが、戸別集金も問題があります。それは、募金は基本的に任意といいながら、集金に当たる班長に求められると、ご近所と足並みを揃えなければならないという心理的圧迫が働き、実質的には強制のようになっていることです。

 そこで私は次のように質しました。

質問1:町民の生活は、①物価高騰とそれに見合わぬ賃金・年金受給額の低迷、②重税、③社会保険料 の引上げにより大変厳しいものになっている、特に年金生活者にとっては極めて厳しい状況です。

1970年代のような「一億総中流時代」は過去のもので、現在は多くの住民が物価高・重税・社会保険料の引上げによる3重苦に喘いでいます。それにも拘わらず、昔からの慣例で町内会が収納業務を担う、実質的に強制的にも感じられる募金活動が行われており、全国的に問題となっています。

何十年も実施されてきた組織的な募金活動であり、また根拠となる関係法令も定められているので、募金活動自体を中止・停止するというような急な改善は困難だろうと思いますが、住民の経済的状況の悪化に配慮し、また募金は基本的に任意というその趣旨に則り、募金の在り方について見直す時期にあると考えます。

その第1歩として、各行政区(町内会)でどのような要領(戸別集金、町内会費上乗せ等)で募金が行われているか実情把握をしてはどうかと考えます。当局の見解を伺います。

町長答弁①:集金の方法については各行政区の裁量に委ねられており、各地区の世帯数や、さらには地域性に応じて行っていることから、まずは行政区長会議において意見交換会などの機会を捉えて情報共有等を図っていただくことが有効であると考えております。

質問2:実情把握をした場合、恐らく多くの町内会では戸別集金を実施、また一部の町内会では、戸別集金でなく町内会費に上乗せしているというような調査結果になろうかと予測します。

結果がどうであれ、経済的に困窮している住民に配慮し、募金要領を見直し、各行政区長(町内会長)に、「募金の任意性」をより重視した募金要領を提言して頂きたいと考えます。

例えば、回覧版等で「募金の概要」を伝えるとともに、                     ①「今年から募金の戸別集金はしません。寄付をされるご意思のある方は何時いつまでに班長宅にご持参下さい」                                         ②「寄付をご希望される方は集金に伺いますので、回覧板の名簿に名前をご記入ください」      ③「何時いつ、集会所で募金受付をするので、ご意思のある方はお越し下さい」          といった要領を提言して頂きたい。

当局からの具体的な提言が難しければ、少なくとも各行政区長(町内会長)に、「募金の任意性」をより重視した募金要領を検討するよう提言して頂きたいと考えます。当局の見解を伺います。

保健福祉部長答弁:・・・やはり任意といったところは重視しながら、それぞれの地域の情勢に合わせた新しい取組についての検討といったところは町内会で行っていただければよろしいのではないかなと考えております。

「募金の要領は、各町内会の裁量で決めればよい。(町当局が統制するものではない)」「各町内会で任意性を重視し、新たな取組(募金要領)について検討して頂ければよろしいと考える」との大変有意な答弁を得ました。

 募金について問題意識をお持ちの町内会役員のかたも多数おられることと思います。これは全国的な問題で、ネットで検索すると沢山の関連記事がでてきます。私のHPでも、この記事を含め、詳しく書いたので、問題解決の参考にして頂ければ幸いです。

 最後に、先日私の属するしらかし台町内会の3丁目役員・班長会で、皆さんのご意見を伺ったところ、ほぼ全員が「これまで慣例的にやってきた戸別集金は見直すべきだ。秋祭りや文化祭等のイベント時に募金箱を設置し任意で募金して頂くのが最も適切である」というご意見でした。

追記:いつも読んで頂きありがとうございます。関連記事もご覧下さい。https://noriaki3156.com/360/   https://noriaki3156.com/390/ https://noriaki3156.com/445/  https://noriaki3156.com/676/   

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