3月4日から開催される3月定例会に先立ち、2月28日議員全員協議会の場で、町当局から次の5つの事項について報告・説明及び当局と議員との間で簡単な質疑がありました。
① 利府町地域温暖化対策実行計画(区域施策編)の策定について ② 利府町地域公共交通計画の策定について ③ 利府町スポーツ推進計画の策定について ④ 令和6年度国民健康保険税の税率改正について ⑤ 第9期介護保険事業計画における第1号被保険者の保険料について
①~③は法令及び国や県の上位計画に基づき計画作成を求められていて、法令等の要請によるパブリックコメントも終え、3月定例会後に実施される庁議で最終決定される予定の諸計画ですが、その最終決定の前に議員に概要報告するものでした。
利府町地域温暖化対策実行計画(区域施策編)
2022年10月の「利府町ゼロカーボンシティ宣言」を受けて新たに計画として作成したものであり、計画期間は2030年まで。再エネの積極的な導入、省エネの徹底、EV等の利用促進でゼロカーボンを目指すとしていますが、東京都のように戸建て新築住宅にソーラーパネルの設置を義務付けるといった過激なものでなく、あくまでも町民・事業者の意識醸成が施策の中心ということで、安心しました。私はゼロカーボン、またはカーボンニュートラルは、ニ酸化炭素の排出量の大きい中国やインドがもっと本気を出すべきと考えます。また、日本としては早期に原発再稼働や新技術を活用した安全な原発の新設を進めることで、火力発電によるニ酸化炭素の排出を大幅に軽減し、安価で安定的な電力供給により産業界の国際競争力を向上させるべきと考えます。それが国益につながります。
とにかく、町レベルでは、目標を掲げ努力はするものの、意識の醸成に重点をおくことで十分であると私は考えていたので、安心しました。
利府町地域公共交通計画
現在実証運行中のmobiについて、利用者数・サブスク会員数の伸び悩み等による収支見込みの不安材料があったので、来年度以降どうなるか心配していましたが、当面実証運行は継続するようなので、これも安心したところです。11月27日から開始されたmobiの実証運行では、冬期間という季節要因もあり、利用者数が思いのほか少なかったので、町当局は実証運行を継続するか、また継続する場合でも、しらかし台等の郊外団地以外のエリア(葉山、梨が丘等)まで運行エリアを拡大できるか心配していました。将来の財政負担の可能性と町民への公共交通インフラ提供の必要性との間で難しい判断がやがて求められるでしょうが、当面は実証運行継続とのこと。4月以降は新たな予算処置を必要とするので、細部について3月定例会における予算案説明で確認します。
利府町スポーツ推進計画
これは私自身パブリックコメントに応募し意見を提出したところです。なんとパブコメ提出者は1名、私のみとのことでした。パブコメは一人の町民として意見提出しましたが、3月定例会では先の記事でも述べたように、一般質問で議員としてこの計画を取り上げます。結果は、後日記述します。
令和6年度国民健康保険税の税率改正
利府町では国保の被保険者数は減少傾向にあるものの、医療の高度化等により医療費や県の納める事業費納付金が増額している状況です。これまで町の貯金というべき財政調整基金を取り崩し財源不足に対応してきましたが、令和5年には基金の取り崩しだけでは間に合わず、保険料税の税率を上げたばかりでした。令和6年は県への納付金が大幅に増額されたので、再度税率を上げざるを得ない状況とのことでした。関連条例改正が3月定例会でなされます。国保加入者の負担増を思うと大変つらい気持ちになりますが、議員からは私含め誰一人反対意見を述べる者はおりませんでした。
第9期介護保険事業計画における第1号被保険者の保険料
介護保険を取り巻く財政状況も厳しいものがありますが、現在、介護保険料は所得に応じて第1~第9段階まで設定されており、その中で中間的なものが第5段階で「基準額」とされています。ちなみに、私は第9段階で最高額の保険料(年間約11万円)を支払っています。また第5段階「基準額」は月額5400円、年額64800円で、県内全市町村の中で3番目に低い状況と聞いています。来年度から令和8年度までの介護保険料は、基準額は変えず、また第1~第3段階の低所得者の保険料を下げるというものです、一方、高所得者向けに第10~第13までの段階を新設し、保険料は所得に応じて現行よりも高めに設定するというものです。最高額(第13段階)は年額155520円となります。私は所得的に第10段階あたりに入りそうですが、仕方ないです。
関連条例が3月定例会で審議される予定です。
ちなみに私はこの第9期介護保険事業計画についてもパブリックコメントに応じました。コメント件数は1件、つまり私一人とのことでした。コメント提出にあたり、計画を10回ぐらい読み込みました。それで分かったことは沢山ありますが、1つだけ紹介すると、利府町の介護保険の第1号被保険者、つまり65歳以上の高齢者のうち介護認定を受けている方は、直近のデータで僅か14%でした。これは近隣の市町村の18~20%(県平均も同程度)に比べると大変良好な成績です。これは町の施策が適切なのことの証左であり、また高齢者自らが介護予防のため運動等に心掛けている、その意識の高さがもたらした成果だと思いました。


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